ラーメン制作の過程の中で、自分独自の表現が出来ている喜びを感じました。

67期生 Oさん ただ漠然とラーメンを自分の手でと思っていたものが 今では着実に現実可能なひとつのひとつの 手順を頭の中で描けるようになっているところに 驚きと面白みを感じています。 もとより受講する側の心構えによるところ大と 思われますが、この学校の特質、各人の発想を 育てられている、そういう感じがします。 知らず知らずのうちに着想から 現実の手順まで、自分なりの ラーメンの設計図を描けるようになったのがすばらしい。 ただ、業務用にレシピの作成、作業手順だけを 習っているのでなく自分の中から より多面的な可能性をラーメンという題材の中で引き出せる そういうスタイルに方向付けられているのが感じられます。 こういう流れはいかなる分野にも通ずる 教育プロセスの原点、一番の肝心 世間でもいわれているところかと。 発想力というは、やる気の根源でありますから、 ここを呼び起こせるのは素晴らしいと感じます。 現在の自分の店で概ね捨てている魚のガラをスープにして、 クリーミーな豚骨スープと合わせられないか。 海外ではやっぱり豚骨が第一に来ると思われます。 でも、そこで一歩進んだ自分の特質を生かした 魚のスープと合わせた「なんだろうこれはうまいなぁ」 といわれるものを作れないかと、大雑把なイメージはそういう感じでした。 この学校で基本を教わったことで 実際に試作する何通りかの実例をすぐに 思い浮かべることができるようになりまして、 実際のラーメンはどんなのが出来上がるのか、 自らに期待しています。 今後の課題は2方面あります。 ①試作、②経営 試作にはある意味、趣味の領域でありますので、 心配していません。 まずはここで習ったこと、実践していきます。 経営につきましては、 一人親方で10年の経験はあるものの、 じっくり考える必要があると感じています。 いざ始めれば激流と流れる小舟のごとく 制御不能になること、 ままありますから、身の丈に合った無理のない 経営を心がけています。 一覧に戻る